仕事で受付業務をすることがあるのですが、受領書がいまだに手書きです。
それ自体が大変というより、1日の終わりの締め作業がとにかくしんどい。
受領書の控えを1枚ずつめくって、項目ごとに金額を足して、合計が合っているか確認する。
やっていることは計算だけ。
複雑なことは何もないのに、多い日は50件、60件を超えることもあって、これを毎回手作業でやるのが本当に骨が折れます。
受領書そのものをデジタル化するのは、会社的に難しそう。
だったらせめて、計算作業だけでも楽にできないかと思ったのが始まりでした。
「計算だけ楽にしたい」それが全部の始まり

私がやりたかったのは、たったこれだけです。
- 受領書に書いた金額の合計と、手元にある現金が合っているか確認したい
- 受領書の項目ごとの合計金額を、ぱっと見で把握したい
つまり、締め作業の時短と、計算ミス防止。
専用のアプリがあればいいのにと思ったのですが、当然そんなピンポイントなものはありません。
じゃあ自分で作れないのかな?という考えが、ふと頭に浮かびました。
私が作ろうとしたのは、こんな計算WEBアプリ

作ると決めたものの、最初から完成形がはっきりしていたわけではありません。
でも、ぼんやりとしたイメージはありました。
- スマホのWeb上で使えること
- アプリを入れなくていいこと
- 紙の受領書と同じ感覚で使えること
構成としては、こんな感じを想定しました。
トップページ(各ページへのメニュー)
受領書金額の入力ページ
入力したデータを保存・修正するページ
各項目の合計金額が分かるページ
紙の書式と同じ形で確認できるまとめページ
完全に自分用。
他の人が見たら意味がわからなくてもOKなやつです。
何もわからないので、AIに全部聞いてみた
問題はここからです。
何から始めたらいいのか、さっぱりわからない。
ということで、潔くAIに頼ることにしました。

ここで使ったのが Perplexity。私は親しみを込めて「パプちゃん」と呼んでいます。
パプちゃんを選んだのは単純に、いつも使っているAIだからという理由だけです。
やったことはとてもシンプルで、
- 頭の中にある完成イメージを言葉で説明
- 「これってどうやって作るの?」と聞く
プロンプトも、よく見るような立派なものではありません。
本当に会話レベルです(笑)
ただし、最初に必ず伝えていたのが、「私は完全な初心者です」ということ。
これ、地味に大事でした。
やり取りが続くと、忘れた頃に専門用語をさらっと投げてくるんですよね(笑)
そういうときは遠慮なく、「だから初心者だって!その言葉わからないよ」と伝えていました。
初心者でも作れる。でも「聞き方」は大事だった
パプちゃんが教えてくれたのは、こんなことです。
作りたいものは HTML・CSS・JavaScript を使ったWEBアプリ
テキストエディタが必要
公開には Netlify や GitHub Pages が便利
実際の手順は、ほぼコピペでOK
言われた通りに進めていくと、少しずつ形になっていきました。
ただ、途中で気づいたこと。パプちゃんの説明が、たまに曖昧。
「このコードを◯◯に置き換えてください」
と言われて違和感を覚え、
「全部置き換えていいの?」と聞いたら、
「いえ、◯◯の中に追加してください」
いやそれ、置き換えじゃないじゃん(笑)
実際のやり取りがこちら。

このとき感じました。AIに頼るにしても、疑問を持てる最低限の感覚は必要だなと。
学生の頃に少しだけHTMLを触ったことがあったので、「ん?」と引っかかれたのかもしれません。
もし完全に何も知らなかったら、言われるがままに進めていたと思います。
「基礎は必要かも」と思い始めたタイミング
この件をきっかけに、
- わからないことは、そのままにしない
- 「まあいいか」で流さない
というマイルールを決めました。
ゆるくやるけど、無駄になることは避けたい。
この頃から、ちゃんと基礎も少し勉強した方がいいかもと思うようになります。
Progate(プロゲート)で基礎を学び始めたときの正直な感想はこちらでまとめています。

それでも、ちゃんと形にはなっていく
作業は基本、この繰り返しでした。
- 指示を出す
- コピペする
- 動作を確認する
- うまくいかなければ修正をお願いする
保存できない、項目を増やしたい、まとめページはまだイメージが固まらない…。
そんな細かい調整をしながら、少しずつ「自分のための形」に近づいていきました。
ちなみにパプちゃんへの指示を一部お見せするとこんな感じ。

きっとプロンプト(指示)を書く上で、こうやって書くといいみたいなことがあるのだろうけど・・
自分用WEBアプリなので、そこまで手をかける必要もないと判断。
これでもなんとか形にはなっていったので、結果オーライということで!
前編まとめ:初心者でも「目的が小さければ」作れた
今回感じたのは、
完璧な知識がなくても、目的がはっきりしていれば、AIと一緒に形にすることはできる。
ということ。
ただし、丸投げではなく、疑問を持つ姿勢は必要。
次回は、このWEBアプリを実際に公開するまでの話と、そこでぶつかった壁について書こうと思います。
後編に続く。


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